2018.8.14
新築やリノベーションでショールーム見学のコツ・注意点 当日編

注文住宅などで新築の間取りが決まったら、いよいよ住宅設備や建材を選んでいきますよね
今回のショールーム見学のコツ・注意点シリーズ
前回は事前準備編でしたが、今回は当日編です。
標準仕様を確認する
まずは、建築会社が出している標準仕様を説明してもらうように、ショールームアドバイザーにお願いしましょう。
何も言わないと、予算よりも高い仕様の説明から入るアドバイザーの方もいます。 これは、高いものを選んで頂くことにより、アドバイザーにインセンティブが入る制度があるからです。(メーカーによります)
ですが、それをすると、10万、20万はすぐにアップしてしまいます。 ので、まずは予算内の仕様を説明してもらい、後に仕様アップの提案を聞くようにしましょう。
写真にとって残しておきましょう
是非あれもこれも写真を撮っておいてください^^
あれもこれも見てるうちに何が何だかわからなくなるので笑
あとからゆっくり頭の中を整理するためにも写真はあった方が絶対いいです!!迷った色や形、気に入ったところの写真も是非!
写真があるとのちに壁紙やインテリアを決める時も便利です!!
家づくりは想像して決めるものが多いので、写真があるとイメージしやすいです^^
何でも実際に触ってみて、試せる設備は、すべて試そう
カタログで勉強するのも大事ですが、実物を見て、触ったり動かしてみなければ、実際の使い勝手や質感は分かりません。
それを可能にするのがショールーム。
どんな設備やアイテムでも、遠慮なく触れたり操作してみましょう。
床や壁は暮らしの中で直接触れるものなので、触って質感を確かめましょう。
また、トイレやバスなどの素材感やサイズ感、掃除のしやすさは現物を見ないと分かりません。
ショールームのトイレには、現品が備え付けられ実際に使用できます。
また本当に入浴できるショールームもあります
メリット・デメリットの両方を確認
私が施主とショールームに同行する時は、アドバイザーさんにデメリットの部分について、質問をします。
答えを知っているので、自分で言っても良いのですが、知らないフリをして、アドバイザーさんの口から話してもらうように誘導します。 (その方が説得力があるので)
LIXILの商品で、10年間、ファンの掃除をしなくて良い、というレンジフードがあって、アドバイザーの方は間違いなく、それを勧めてきます。 確かに魅力的なのですが、自分ではメンテナンスが出来ないので、10年後には、LIXILにメンテナンスをお願いする必要があります。
私としては、自分でメンテ出来ない、、、というのはちょっと嫌なので、そこを説明してくれるようにアドバイザーには促すのですが、言わなければ、特に触れない方もいます。
もちろん、それを理解した上で採用するのは、全然OKです。 高齢者の方の場合は、自分でやるより、メーカーにお願いした方が良いですものね。
基本、お勧め商品の場合、メリットしか話さないので、デメリットの部分をしっかり聞いて、判断するようにしてください。
電気・ガス・窓ガラスなど家の基本性能に関わるアイテムは要チェック
電気やガスなどの設備機器や、窓ガラスなどのショールームは家の基本性能に大きく関わるアイテムなので、ぜひ行ったほうがいいと思います。
例えば、ペアガラスなどの断熱ガラスと普通のガラスの断熱効果の違いは数字だけではピンと来ませんが、ショールームでは肌で違いを感じられます。
家の基本性能は、長年暮らしていく住まいのランニングコストに大きくかかわってくるものです。
重過ぎるので、カタログ、資料は選んで持ち帰ろう!!
ショールームにはカタログやパンフレットが大量に用意されており、「せっかくだから」「必要かもしれないから」と大量に持ち帰ってしまいがち。
ところが、もらってくるだけで満足してしまったり、情報量が増えて、かえって混乱してしまうケースが多いのです。
そうならないためには、ショールームでしか手に入らないカタログだけを持ち帰ればいいのです。
あとで取り寄せることもできるので、どうしても欲しいなら、大枠を理解できる総合カタログや、流行を把握できる新商品のカタログを選べばいいでしょう。