2021.4.30
波多野工務店の「完成図書」について

こんにちは!
「魅せる現場コンテスト」で、
波多野工務店が総合最優秀賞を受賞しました。
評価していただいたポイントのひとつが
「完成図書」でした。
≫
受賞の様子・評価のポイントは、こちらのブログをご覧ください。

そもそも「完成図書」とはなんでしょう?
今回は、この「完成図書」について
詳しくご紹介します!
完成図書って何?
完成図書とは、工事をするために用意された
住宅の設計図や仕様書といった図面類一式のことです。
これは、一般的に使われている言葉ではなく、
波多野工務店の会社内で使っている言葉です。
【設計図とは?】
構造や形状などを描いたもので、
工事をするために必要な図面です。
どういった家をつくるのかを示した図となります。
平面図や立面図、断面図など、
さまざまな種類の図面があります。

※写真はイメージです。
【仕様書とは?】
具体的な工事の内容・方法が示されたものです。
図面で表せない施工方法や使用材料について
記載されています。
仕上げ表には、壁・床などの内装や
外壁などの外装の仕上げが記載されます。

※写真はイメージです。
つまり、設計図や仕様書がないと、
材料の注文もできませんし、
協力業者さんに依頼もできません。
工事をスタートすらできないのです。
ですので、弊社では、着工(工事を始める)前までに、
設計図と仕様書を完成=完成図書
を用意しているのです。
着工前に、図面をすべて備える会社は珍しい!?
実は、建売分譲業者や小規模の不動産会社、
一部の建築会社では、着工前に図面が
完成していないことが往々にしてあります。
なぜなら、すべての図面が完成していなくても
工期に幅があるため、該当する業者さんの分だけの
図面ができていれば、とりあえず工事を
進めることができるからです。
工期に合わせて、追い追い図面を
用意していく会社がほとんど、というわけです。
ですが、上記のような対応していると、
作成する図面の種類や枚数に応じて
手間がかかり、コストが増えたり
工事も行き当たりばったり、ということに。
こういったことが、トラブルのもとに
なることも多いようです。
波多野工務店の完成図書とお客様へのメリット
波多野工務店では、
以前より「完成図書を備えること」に
全社一丸となって取り組んできました。
当初は、工期を短縮・作業効率アップが目的で、
会社の業務効率化の一環でした。
しかし、お客様にとっても良い効果が!
着工前にすべてのことを決めるので…
- ●構造計算書を偽装していません。
- ●欠陥住宅などの問題が起こりづらいです。
- ●無駄な出戻りがありません。
- ●やり直しの工事もありません。
- ●そのおかげで、工期も短縮できます。
- ●お引渡しの時に、残工事ゼロです!
現場の職人さんや協力業者さんたちが
ベストな状態で作業できるので、
高品質の家づくりにつながっています。
最近、新規でご協力いただいた大工さんと
打合せをした際には、着工前にすべての
図面が完成された状態で手元に来ることに、
「こんなこと、生まれて初めて!」と
非常に驚かれていました。
完成図書の実現はお客様の ご理解とご協力があってこそ

※写真はイメージです。
完成図書の作成は、たくさんの図面や写真、
書類を整理しなければならないので、
とても時間と手間のかかる作業です。
一方で、お客様にとっても
たくさんのことを着工前にきちんと決めて
もらわなければなりません。
完成図書の作成は、お客様のご理解とご協力があってこそ、
実現しています。大変ありがたく思います。
お客様と私たちがお互いに協力し合うことで
しっかりと設計図を仕上げることができます。
私たちは、これからも完成図書を備え、
当たり前のことを当たり前に行っていきます!
お客様の大切な夢の実現のために、
今日も波多野工務店は地道に、
コツコツがんばってまいります!