2018.7.16

シックハウス症候群の原因物質と特徴

シックハウス症候群の原因物質とは

「シックハウス症候群」とは主に新築や増改築などの建築工事をした住宅で、化学物質を含有した新建材を使用したことによって室内空気が汚染され、住む人が体調を悪くしたり、目や喉に痛みなどの症状がでます。

2003年7月1日以降に着工する建物は、内装の仕上げなどに制約が課されるなどシックハウス対策が義務づけられます。
施工日以降の着工で打ち合わせや設計を進めている建物は、この改正建築基準法を満たさなければなりません。
中でも有名なのがホルムアルデヒドでしょう。

揮発性有機化合物(VOC)とは

揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)は、常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称。
最近では、ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群や化学物質過敏症が社会に広く認知され、問題となっています。

ホルムアルデヒド

厚生労働省の指針値は0.08ppm以下とされています。

強い刺激臭があり、シックハウス症候群を引き起こす化学物質の代表的存在とされています。接着剤などの原料として、合板などさまざまな建材に用いられています。目や鼻に刺激を与え、セキ、くしゃみを生じ、ひどい場合は呼吸困難になることもあります。

建材の接着剤にも多く使われてきました。ホルムアルデヒドはVOCの中でも特に揮発性が高いとされています。
2003年に改正された建築基準法では、このホルムアルデヒドの使用制限が加わりました。 シックハウス症候群の原因の中で最も有名なのがこのホルムアルデヒドです。

キシレン

厚生労働省の指針値は0.2ppm以下とされています。
キシレンは無色でガソリンに似た臭いがあります。キシレンは、塗料用溶剤や希釈剤(薄め液)、接着剤に多く含まれていることや、無色でベンゼンのような香りを持っていること、また空気より重いことなど、トルエンとの共通点が多くあります。
健康影響としては、キシレンを吸入すると顔面が紅潮し熱感を覚えることがあります。トルエン同様、中枢神経に影響を及ぼし、疲労感、めまい、のぼせ、過度な吸入によっては酩酊状態などになるとされています。

高濃度ではトルエンと同様の生体影響があります。明らかに目、鼻、のどが刺激されます。

トルエン

厚生労働省の指針値は0.07ppm以下とされています。

トルエンは、シンナーなどの塗料用溶剤や希釈剤(薄め液)、あるいは接着剤に多く含まれています。無色でベンゼンのような香りを持っています。皮膚や粘膜への刺激が強く、中枢神経への影響を与えるのが特徴です。
高濃度を長時間に渡って吸入すると、頭痛や吐き気、強い疲労を引き起こすとされています。また、トルエンは空気よりも重いため、空気中に放散されると床面に滞留すると考えられます。赤ちゃんやペットがいる方は気をつける必要があります。
高濃度になると目や気道に刺激が起こり、疲労、吐き気、それに、中枢神経系にも影響を与え、ひどい場合には、精神錯乱などをきたすこともあります。また、意識低下や不整脈を起こすこともあるそうです。

エチルベンゼン

厚生労働省の指針値は0.88ppm以下とされています。
エチルベンゼンは無色(光や空気の具合によって黄色っぽく見えることもあります)で、独特の芳香を持ち、接着剤や塗料用溶剤及び希釈剤などに用いられています。また、目や鼻、ノドの粘膜の痛み、めまい、頭痛、皮膚の炎症、意識低下、眠気などの健康影響があります。
高濃度(数千ppm)で暴露されると、めまいや意識低下等の中枢神経症状が現れるといわれています。

パラジクロロベンゼン

厚生労働省の指針値は0.04ppm以下とされています。
パラジクロロベンゼンは、無色あるいは白色の結晶体で独特な刺激臭を持っています。家庭では衣料用の防虫剤やトイレ用の防臭剤などに多く用いられています。固体の結晶からただちに蒸気となり、空気中に放散されるのが大きな特徴です。
健康影響としては、頭痛、目の痛み、吐き気、食欲不振、肝臓や腎臓の働きを悪化させる性質を持っています。
高濃度では大部分の人が目や鼻に痛みを感じます。

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